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タイの伝統的な刺青「サクヤン(Sak Yant)」は、近年、日本人旅行者のあいだでも知られる存在になりました。バンコクでは、旅行中に「記念として入れる」人も少なくありません。しかし本来、サクヤンは仏教やアニミズムに基づく宗教的な行為であり、僧侶やアチャーンと呼ばれる修行者のみが施す神聖なものです。現在は観光需要の高まりにより、デザインだけを模倣したスタジオも増え、「本来のサクヤン」との違いが分かりにくくなっています。サクヤンとは何か。どこまでが許され、どこからが問題になるのか。タイ社会での受け止め方も含め、日本人旅行者が抱きやすい疑問は少なくありません。本記事では、バンコクで活動するサクヤンマスターへの取材をもとに、サクヤンの基本と、入れる前に知っておくべき10の事実を整理します。

