新文化ギャップ漫画【44】ピル 問題「服用率の差はイメージの違い?」

Posted by: 畑中莉羅

掲載日: Dec 9th, 2025

日本人のキミコとアメリカ人のポールが、新たな文化ギャップネタを繰り広げる新文化ギャップ漫画。第44回のピル 問題では、国によるピルに対しての認識の違いにフォーカスします。※2019年11月4日に掲載された記事にテキスト情報を加筆し再掲載しております。

日本 北米 ピル問題

友人「キミコはさ〜、ピル飲んでる?(コソコソ)」キミちゃん「えー、うん。アメリカ行ってからはずーっと飲みつづけてるよ? なんで?」

友人「私、結構生理痛重いからさ……でも副作用とか怖くて……(コソコソ)」キミちゃん「あー、そうね……最初、吐き気とかあったけどもう慣れたね。てか、アメリカの友達は結構飲んでたし血栓症とか言われるケド、可能性の問題だから……(そんなに心配しなくても)」

キミちゃん「私も避妊っていうより、ダルさとか生理痛の軽減のために飲んでるんだ! なんかよく言われちゃう『避妊するためのピル』ってワードが手を出しにくくする原因にもなってるよね……」 友人「そうなの! なんか恥ずかしいって思っちゃう自分がいて……そっか……! ありがとうキミコ!」結論:日本人の服用率は1〜2パーセント先進国では低容量ピルの服用率は高く、ヨーロッパ全体で約30パーセント、北米でも約16パーセントなのに対して日本ではとても低い。この原因には、普及したのも1999年と遅く、ピルを買うには処方箋が必要だったり、「ピル」の認識のズレなどと考えられる。

日本 北米 ピル問題

友人「キミコはさ〜、ピル飲んでるー?(コソコソ)」
キミちゃん「えー、うん。アメリカ行ってからはずーっと飲みつづけてるよ? なんで?」

友人「私、結構生理痛重いからさ……でも副作用とか怖くて……(コソコソ)」
キミちゃん「あー、そうね……最初、吐き気とかあったけどもう慣れたね。てか、アメリカの友だちは結構飲んでたし、血栓症とか言われるケド可能性の問題だから……(そんなに心配しなくても)」

キミちゃん「私も避妊っていうより、ダルさとか生理痛の軽減のために飲んでるんだ! なんかよく言われちゃう『避妊するためのピル』ってワードが手を出しにくくする原因にもなってるよね……」
友人「そうなの! なんか恥ずかしいって思っちゃう自分がいて……そっか……! ありがとうキミコ!」

結論:日本人の服用率は1〜2パーセント
先進国では低容量ピルの服用率は高く、ヨーロッパ全体で約30パーセント、北米でも約16パーセントなのに対して日本ではとても低い。この原因は、普及したのが1999年と遅かったことや、ピルを買うには処方箋が必要だったこと、「ピル」の認識のズレなどが考えられる。

▶︎前回までのエピソード

   

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PROFILE

畑中莉羅

Leila Hatanaka

HIPHOPダンスのインストラクターを経て、もともと興味のあった英語を習得するためワーキングホリデーでカナダへ移住。すっかりバンクーバーに魅せられ、永住権取得を決意。2015年にカナダ永住権を習得し2017年に帰国。
2018年漫画雑誌で受賞、漫画家デビューを目指しながら現在は日本を拠点に絵・漫画・英語に携わる仕事やイベントに積極的に参加している。

HIPHOPダンスのインストラクターを経て、もともと興味のあった英語を習得するためワーキングホリデーでカナダへ移住。すっかりバンクーバーに魅せられ、永住権取得を決意。2015年にカナダ永住権を習得し2017年に帰国。
2018年漫画雑誌で受賞、漫画家デビューを目指しながら現在は日本を拠点に絵・漫画・英語に携わる仕事やイベントに積極的に参加している。

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